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高卒ブルーカラーの考えるあれこれ

1988年生まれ 大阪在住 二児の父

ものづくりの空虚感

先日、会社の理念を載せた小冊子が配られた。そこには「ものづくり」とか「○○WAY」などと載っていた。私は「ものづくり」という言葉に何も訴えかけるものを感じなかった。

 
調べてみると、ものづくりは90年代後半から使われ始めたようだ。最近では、日本の技術のここがすごいとか、日本はまだまだ技術力があるという意味合いで使われているように感じる。私が知らないだけで、本当に世界に通用しうる技術がたくさんあるのだろうとは思う。
 
しかし、ものづくりという言葉に力があると本気で信じている者がいるだろうか? 私の職場で信じているヤツなど一人もいない。もし、ものづくり云々言い出そうものなら、頭のおかしいヤツと思われるだけだ。トップの人達はものづくりはこの国の~などとよく使うが、おそらく聞こえのよさ、通りのよさから使っているだけで、なんの思い入れもないのではと思っている。
 
聞こえのよさは大切だ。わかりやすいし、イメージもしやすい。ものづくりと言われれば、日本の伝統工芸や製造業を思い浮かべる。(それだけじゃないかもしれないけど) しかし、わかりやすさから使い続けるのはどうかと思う。外国の、特に中国、台湾、韓国の追い上げはかなり激しい。会社の人は価格競争では勝ち目がないと言っていた。これまでやり方ではじり貧のままだ。抜本的な転換が必要かもしれない。だが、ものづくりという言葉がそれらの問題を覆い隠し、危機感を薄れさせている気がするのは私だけだろうか?